VROF

実績

プラットフォームごとに異なる方式で受け取り、結果は表一枚になります

グローバルリサーチ企業の依頼で、北米・中南米の主要流通プラットフォームと家電ブランドの自社サイト合わせて12か所から製品レビューを集めました。プラットフォームごとにデータの提供方式が異なるため、一つの収集機で全てを相手にせず、場所ごとに異なる方式で受け取り、同じ形式の表にまとめました。

レビュー資料の確保

以前

プラットフォームごとに別々の方式で

以後

12か所が同じ形式の表一枚に

プラットフォーム別の収集を一つのパイプラインにまとめた構造図。左側に流通プラットフォーム12か所を表す四角形が12個あり、そこから出た分岐が中央の一つのパイプラインに集まり、右側の表一枚へとつながる。
プラットフォームごとに異なる方式で受け取り、その後の整形・統合・出力は一つの流れにまとめます。
クライアント
グローバルリサーチ企業
業界
市場調査
実施年
2026
期間
RFP 3件連続 (2026.03–06)
サービス
業務自動化
  • プラットフォーム別収集エンジン
  • ブラウザ拡張機能
  • 画面が変わっても値を探す収集
  • リクエスト分散
  • 並列収集
  • 単一形式出力

背景

市場調査において製品レビューは一次資料です。ところがレビューが存在する場所の ほとんどは、アクセス条件が最も厳しい大手流通プラットフォームです。調査の企画が 整っていても、資料を手に入れる段階で止まってしまうことが繰り返されました。

現場で見たこと

プラットフォームによってデータの提供方式が異なりました。ある場所はリクエスト間隔に 敏感で、ある場所は接続環境によって応答が変わり、ある場所はレビュー領域だけを別の APIで返します。一つの収集機で全てを相手にしようとすると、どこでも安定しません。

定義した問題

プラットフォームごとに異なる進入方式を使いつつ、その後の整形・統合・出力は一つに まとめることにしました。収集が止まるのは個別プラットフォームの問題であり、成果物の 形式がバラバラなのは全体の問題だからです。

作ったもの

  • プラットフォーム別収集エンジン — 米国・ブラジルの主要流通プラットフォームと 家電ブランドの自社サイトを対象に、各サイトがデータを提供する方式に合わせて 個別に接続しました
  • 画面が変わっても値がずれません — 一部のプラットフォームでは外見を読む代わりに、 ページがすでに保持している内部データをChrome拡張機能で直接参照しました
  • リクエスト分散と3段階の並列収集 — 一か所から集中して送らず、経路を分けて 受け取ります。再現できるよう設計を文書に残しました
  • 単一出力 — プラットフォームが何であっても同じ形式の表で出力されます

防止したこと

数日間に及ぶ収集で実際に起こる事象をコードで扱い、それが意図どおりに動くかを 検証26件で確認しました。

  • 中断後の再開 — 保存済みの進行位置と実際に蓄積された件数のうち小さい方から 再開します。重複して受け取るコストより、取り損ねた資料を後から見つけるコストの 方が大きいからです
  • 統合時の重複除去 — 一意の識別子で結合します。すでに受け取った資料は そのまま残ります
  • 経路の切り替え — 応答が来ない、または形式が壊れた応答が来た場合は別の経路に 切り替えて、その位置から続行します
  • 形のずれた資料は表に積み上がりません — 受け取った値が期待する形式と異なれば、 その場でふるい落とします
  • 並列数を自動的に制限 — 指定した値が過大なら自ら引き下げます。集中して送らない ことが、数日かかる収集を最後までやり抜く道です

結果

プラットフォームが12か所でも、結果は同じ形式の表一枚で出力されます。 どこから 受け取った資料かによって列が変わらないため、受け取ったものを再度整える段階なしで、 そのまま分析資料として使います。対象が一か所増えても増えるのはそのプラットフォーム の進入方式だけであり、その後の整形・統合・出力には手を付けません。

同じ方式で作った他の仕事はウェブデータ収集にまとめてあります。

出典

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